紫外線吸収剤不使用の日焼け止め
ケミカルの日焼け止めとノンケミカルの日焼け止めの違いは「紫外線吸収剤を使っているかどうか」にあります。
使っていればケミカルであり、使っていなければノンケミカルになるというわけです。
紫外線散乱剤に含まれている主要な二つの成分
では、紫外線吸収剤を使っていないノンケミカルは、何を使用することで紫外線を防ぐかというと、紫外線散乱剤を使用することで紫外線対策を実現することになります。
日焼け止めについてケミカルとノンケミカルという言葉が使われると、無条件でケミカルが悪く、ノンケミカルが善であるというような考え方が導き出されがちですが、このような簡単な判断を避けるためには、ノンケミカルで使用されている紫外線散乱剤について詳しく見ていく必要があるでしょう。
紫外線散乱剤に含まれている主要な成分は、酸化チタンと酸化亜鉛です。
酸化チタンと酸化亜鉛にそれぞれ指摘されている懸念
酸化チタンは、人体に対する影響がほとんどないと言われてきた成分ですが、脳や精巣などに粒子が入り込むと、細胞の死を引き起こしたり、生殖機能の低下などの症状を起こすことが報告されており、また、発がんの可能性も指摘されています。
発がんの可能性に関しては、酸化亜鉛もまたその可能性が指摘されており、無条件にその安全を信じていいとはいえない状況にあります。
また、酸化亜鉛はナノ粒子化されている場合は皮膚のDNAにダメージを与えると言われています。
このような化学成分が使用されている以上、ノンケミカルの日焼け止めだからといって安全性を鵜呑みにしてはいけないでしょう。
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