ハイリスク・ハイリターンの投機性が強い取引と戯れる
2021/09/16
バイナリーオプションはその簡単な取引と投機性の強さから、他の投資などと違って、ギャンブルとして扱われる傾向があります。
確かに、構造的には丁半博打に似ている取引をするバイナリーオプションはギャンブルであると言えるのかもしれません。
しかし、バイナリーオプションというのは、ギャンブル性がいくら強いと言っても、あくまで「ギャンブル性」であって「ギャンブル」ではありません。
ギャンブルとギャンブル性をわけて考える必要がある
ギャンブル性が強いものがすべてギャンブルとして扱われるのであれば、バイナリーオプションに限らず、世の中のほとんどのものがギャンブルとして扱われる可能性を持ってしまいます。
たとえば、「人生」というのは「ギャンブルのようなもの」です。「安定」を求めて生活設計をしている人の人生が、ある日とつぜん崩壊する可能性を持っているのが「人生」のおそろしいところです。
こういった「人生」のギャンブル性は極めて高く、そのギャンブル性はバイナリーオプションの比ではないと断言してもいいほどです。ですが、人生のギャンブル性がいくら強くても、それは人生であり、あくまでもギャンブル性でしかないので、ギャンブルではありません。
リスクがない取引などというものはこの世に存在しない
バイナリーオプションのギャンブル性というものも、これと少し似通った部分を持っていると思います。
バイナリーオプションという投機は、やり方のコツをつかんでいるトレーダーであれば、ある程度は損益などを計算したうえでテクニカルで利益を獲得することができます。
バイナリーオプションは「確実な安定がない」といわれます。しかし、「確実な安定がある」というような投資はありません。取引には、必ず大なり小なり「リスク」があるのです。
リスクがあるからといって何もかもギャンブル扱いするというのは、少し考えものの態度なのではないでしょうか。
https://money-wantit.com/